自営業者が賃貸を借りるときに心配になる8つのこと

以前、「自営業者が賃貸物件の審査を通るために必要な5か条」という記事を書いた。

今回は、その5か条の補足情報をQ&A形式で書く。

Q1.預金残高を示す通帳は法人名義でないとダメ?

bank-book

屋号または法人名義での預金通帳があれば望ましい。
申込者が、プライベートと仕事をきちんと分けてお金を管理していることを示せるからだ。

とはいえ、個人名義の通帳しか持っていなくてもそれほど問題はない。

現に私は個人名義の通帳しか持っていないが、今のところ入居審査で落ちたことはない。

Q2.預金通帳の全ページを渡すべき?

通帳の全ページのコピーを渡すのがベストであることは間違いない。
日常のお金の使い方を見れば、申込者が経済的に堅実な人物なのか、金づかいが荒い人物なのか、よく分かるからだ。

しかし、個人の金融情報を丸ごと伝えることには多くの人が抵抗感を示すだろう。
その場合には、

  • 通帳の1ページ目(表紙の裏)
  • 最終記帳日のページ

この2ページ分のみをコピーして渡すという方法でもかまわない。
全ページのコピーには劣るが、少なくとも現在の支払い能力を証明することはできる。

Q3.短期で引越しを繰り返しているんだけど大丈夫?

  • 「引越が趣味です。」
  • 「これまでに30回引っ越しました。」
  • 「半年だけ住みたいんですけど。」

このようなことは口にしてはいけない。自らの首を絞めるようなものだからだ。

自ら語らなくても、不動産屋は申込者の引越し歴を免許証から読み取っている。
免許証の裏面には申込者がいつ引っ越したのかという履歴がハッキリと残っている。

あまりにも頻繁に住所変更を行っている場合、
「コイツは長く住んでくれないタイプだな…。」
「引越し先で問題ばかり起こして追い出されてるんじゃないか?」
このような不安を抱かせる可能性は大きい。

それでも対策はある。不動産屋に素直に事情を伝えることだ。

  • 引越しの際、特にトラブルを起こしたわけではないこと。
  • 必要に迫られて引越したということ。
  • 引越しの理由。

これらを誠実に説明すれば、相手の理解は得られる。

短期での引越しの理由が本人の問題なのであれば、「心を入れ替えようと思っています!」と伝えるしかない。

Q4.なんで短期入居は敬遠されるの?

貸主=大家としては、長く住んでもらえる入居者の方がありがたいからだ。
大家は、退去があるたびにハウスクリーニングやリフォームを実施しなければいけない。ハウスクリーニングやリフォームの費用は、家賃数か月分にのぼることも珍しくない。さらに、入居者を見つけることが難しくなっている昨今では、大家は不動産屋に家賃1か月~3か月分の広告料という経費を支払っている。

これらの必要経費を考えると、少なくとも2年以上住んでくれる入居者でないと「入居させるだけムダ」と大家は考えてしまう。

Q5.保証人を用意できないと借りられない?

最近の傾向としては、連帯保証人の代わりに保証会社を利用する物件が増えている。保証人を用意できなくても心配はない。

「収入が多く年齢の若い保証人を用意できた方が審査の上では有利」と昔は言われていたが、保証人の重要性は徐々に低下している。

Q6.審査の期間はどのくらい掛かる?

私の経験では、入居申し込みから審査通過の連絡をもらうまでに、平均して約10日が必要だった。
途中で追加書類や情報を求められたため、審査期間が長引いたのではないかと予想している。
最初から全ての必要書類を不動産屋に提出しておけば、審査はもっと短期間で済んでいただろう。

Q7.空室が増えてるんだから審査なんてなくせばいいんじゃないの?

昨今、「首都圏のアパートの1/3が空室」というニュースも報道されている。
※出展:「相続税対策は大丈夫?アパート空室率が急増 神奈川県の賃貸アパートは3戸に1戸超が空室」|東洋経済オンライン

不動産大家にとっては、入居希望者がいるだけでもありがたいことだ。

とはいえ、大家も「誰でもいいから借りてほしい」と思っているわけではない。

トラブルを起こしそうな人。入居期間が短い人。失礼な人。
こんな人たちに貸すくらいなら空室の方がマシ、と思っている大家も大勢いる。

無借金でアパート経営をしていたり、不動産賃貸以外にも収入があったりする大家は、多少空室期間が長引いてもいいから、良い入居者を探したいと考えている。

Q8.何度申し込んでもぜんぜん審査に受からない場合はどうしたらいい?

違う物件に何度申し込んでも、審査を通過する気配すらない場合は、マンスリーマンションに申し込んでみてはいかがだろうか。
ただし、全期間の家賃を一括入金する必要があるが…。

【P. S.】


最後までお読みいただきありがとうございます。下記ボタンのいずれかをクリックしていただけると、今後の更新の励みになります。よろしければご協力ください。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • にほんブログ村 ライフスタイルブログ フリーランス生活へ

フォローする